手数料とは
外貨を効率よく取引できるFX(外国為替証拠金取引)を取り扱っているFX会社の数は、1998年に外為法が改正されて以来増え続けていました。しかし、2010年にレバレッジ規制がされてからは、FX会社も少しずつ淘汰され、優良な業者だけが残りつつあるのが現状です。各業者の提供しているサービスの条件や取引システムは様々で、今やパソコンから携帯電話、スマートフォンまで取引シーンも多様化しているのが特徴的です。このようなFXのトレンドの中で初心者の人向けのFX会社は一体どこなのでしょうか。スプレッドや取引ツールを比較したり、FX取引のポイントや自分の投資スタイルごとに賢い業者選びを検討してみてはいかがでしょう。
そして、FXの取引コストとして、スプレッドなどの取引するたびにかかる手数料を業者に支払う必要が出てきます。現在は取引手数料が無料の会社が殆どですが、くりっく365や1000通貨単位取引など取引の内容によっては手数料が発生したりすることもあります。通貨ペア毎のスプレッドや手数料の種類等、料金体系を理解しながら一番有利な会社を選ぶことが大切です。
「通常手数料」と「デイトレード手数料」
FX会社の手数料には、1日内に取引したときにかかる「デイトレード手数料」と取引毎に課金される「通常手数料」の2つに分類できます。頻繁に取引を繰り返すデイトレード手数料は、通常手数料よりも安くなることが多いです。また、店頭FXでは手数料が無料となっている場合がほとんどです。
通常手数料 | 1回取引(売買成立)するごとにかかる手数料 |
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デイトレード手数料 | 新規注文が約定し、その日のうちに決済(売買)した場合にかかる手数料 |
その他の手数料
くりっく365業者を利用したときは、新規注文を発動させたときと、決済したときの往復2つの時点で料金が発生してきます。これは片道手数料と往復手数料に分けて考えます。
片道手数料 | 新規注文が約定したときにかかる料金。ポジション(売りポジションまたは買いポジション)を保有したときときの手数料です。 |
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往復手数料 | 売買が成立した後の決済時にかかる手数料 |
FXは通常、手数料だけでなく、売値と買値の差であるスプレッドが取引コストとしてかかってきます。1回の取引で全体のコストがどれくらいかかるのかをあらかじめ確認しておくことが重要になります。FX各社のWEBサイトや口座開設時に送付される資料などを閲覧してきちんと把握しておきましょう。